血圧がわかるガイド

血圧の正常値・基準値
―― 家庭血圧と診察室血圧の違い

「上が135って高いの?」「家で測った値と病院の値、どっちで考えればいいの?」―― 血圧の数値は、どこで測ったかによって見る基準が変わります。 このページでは、家庭血圧と診察室血圧の基準値の違い、上と下の血圧の意味、 高血圧の区分を、表を使ってやさしく整理します。

この記事でわかること

1. 「上」と「下」の血圧の意味

血圧は「上/下」の2つの数字で表されます。それぞれ次の意味があります。

呼び方正式名称意味
上の血圧収縮期血圧心臓が縮んで血液を押し出すときの圧力
下の血圧拡張期血圧心臓がゆるんで血液をためているときの圧力

どちらか一方だけが高い場合でも、高血圧と判断されることがあります。

2. 正常値・基準値の目安

一般に高血圧の目安とされる数値は、測った場所によって異なります。診察室では緊張で高く出やすいため、家庭血圧のほうが低めの基準が使われます。

測定場所高血圧の目安
家庭血圧135 / 85 mmHg 以上
診察室血圧140 / 90 mmHg 以上
大切な前提:これらは一般的に用いられる「目安」です。実際の診断や治療の判断は、複数回の測定結果や体の状態をふまえて医師が行います。自己判断はせず、気になる値が続くときは受診しましょう。

3. 高血圧の区分(おおまかな整理)

高血圧は、数値の高さによっておおまかに区分されます(下表は診察室血圧でのおおよその目安です)。

区分上の血圧下の血圧
正常域の目安120未満80未満
高めの目安130〜13980〜89
高血圧の目安140以上90以上

注意:区分の呼び方や細かい数値はガイドラインの版によって異なります。ここでは「だいたいの位置づけ」をつかむための整理として参考にしてください。

4. 1回の値で判断しない

血圧は、運動・緊張・気温・時間帯などで1日の中でも大きく変わります。だからこそ、1回だけの高い値で不安になりすぎないことが大切です。

同じ条件で何日も測り、平均的な傾向を見ること。これが正しい受け止め方です。測り方のコツは 家庭血圧の正しい測り方 にまとめています。

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よくある質問(FAQ)

Q. 家庭血圧と診察室血圧で基準値が違うのはなぜですか?

A. 診察室では緊張で血圧が高めに出やすいため、家庭血圧のほうが低めの基準が用いられます。一般に高血圧の目安は、家庭血圧で135/85mmHg以上、診察室血圧で140/90mmHg以上とされています。

Q. 上の血圧と下の血圧はどう違いますか?

A. 上の血圧(収縮期)は心臓が縮んで血液を送り出すときの圧力、下の血圧(拡張期)は心臓がゆるんでいるときの圧力です。どちらか一方でも基準を超えると高血圧と判断されることがあります。

Q. 1回だけ高い値が出たら高血圧ですか?

A. 血圧は1日の中でも大きく変動するため、1回の値だけで判断はできません。何日かにわたって同じ条件で測り、平均的な傾向で見ることが大切です。判断は医師にゆだねましょう。

Q. 年齢が高いと基準値も上がりますか?

A. 基本的な高血圧の基準値は年齢で大きく変わるものではありません。ただし治療でどこまで下げるかという「目標値」は、年齢や持病によって個別に判断されます。詳しくは医師にご相談ください。