麻雀で「ロン!」と言ったものの点数が分からず固まった経験はありませんか。 このページは、符の数え方から点数の出し方までを、麻雀を覚えたての人でも迷わない順番で解説します。 計算が面倒な人のための「自動で計算する方法」も最後に紹介します。
この記事でわかること
- 点数は「符(ふ)」と「翻(はん)」の2つで決まること
- 符の数え方(基本符・面子・雀頭・待ち・和了り方の足し算)
- 翻数との掛け合わせで点数を出す計算式と早見表
- 初心者がよく間違える「平和」「七対子」「喰い平和」などの特例
- 例題で実際に計算する流れ/符計算を一切しなくていい方法
1. 点数は「符 × 翻」で決まる
麻雀の点数は、ざっくり言うと次の2つの数字で決まります。
| 要素 | 意味 |
|---|---|
| 翻(はん) | 役・ドラの大きさ。リーチ1翻、タンヤオ1翻…の合計 |
| 符(ふ) | 手牌の「形の細かさ」を点数化したもの |
翻数が小さいうち(1〜4翻)は、符の大小で点数が変わります。だから初心者がつまずくのは、たいてい「翻」ではなく「符」のほうです。逆に満貫(5翻〜)以上になると符は関係なくなり、点数は翻だけで決まります。
2. 符の数え方 ―― 5つの足し算
符は、次の5項目をすべて足して、最後に10の位へ切り上げるだけです。
- 基本符(副底/ふうてい)
- 和了り方の符(門前ロン・ツモ)
- 面子(メンツ)の符(刻子・槓子)
- 雀頭(アタマ)の符
- 待ちの符
① 基本符(副底)=必ず20符
どんな手でも、まず20符からスタートします。これは固定です。
② 和了り方の符
| 和了り方 | 符 |
|---|---|
| 門前(鳴いていない)でロン | +10符(門前ロン加符) |
| ツモ和了り | +2符(※平和ツモを除く) |
| 鳴いている手でロン | +0符 |
③ 面子(メンツ)の符 ―― 刻子・槓子だけ
順子(123のような並び)は0符です。符が付くのは刻子(同じ牌3枚)と槓子(4枚)だけ。さらに「中張牌(2〜8)か么九牌(1・9・字牌)か」「鳴いた(明)か自分で揃えた(暗)か」で変わります。
| 面子の種類 | 中張牌(2〜8) | 么九牌(1・9・字牌) |
|---|---|---|
| 明刻(鳴いた3枚) | 2符 | 4符 |
| 暗刻(自分で揃えた3枚) | 4符 | 8符 |
| 明槓(鳴いた4枚) | 8符 | 16符 |
| 暗槓(自分で揃えた4枚) | 16符 | 32符 |
④ 雀頭(アタマ)の符
| アタマの種類 | 符 |
|---|---|
| 役牌(三元牌=白發中/自風牌/場風牌) | +2符 |
| それ以外(数牌・役のない風牌) | +0符 |
※連風牌(場風かつ自風、例:東場の東家の東)は、2符とするルールと4符とするルールがあります。お使いの場のルールに合わせてください。
⑤ 待ちの符
「最後の1牌をどう待っていたか」で変わります。
| 待ちの種類 | 符 | 例 |
|---|---|---|
| 両面(リャンメン)待ち | 0符 | 23 で 1-4 待ち |
| シャンポン(双碰)待ち | 0符 | 11と99 でどちらかの3枚目 |
| カンチャン(嵌張)待ち | +2符 | 13 で 2 待ち |
| ペンチャン(辺張)待ち | +2符 | 12 で 3 待ちのみ |
| 単騎(タンキ)待ち | +2符 | アタマ1枚待ち |
最後に「切り上げ」
①〜⑤を足したら、1の位を切り上げて10符単位にします。たとえば32符 → 40符、44符 → 50符。
3. 初心者が必ずつまずく特例
ここが、市販アプリや人間の手計算でもミスが多発するポイントです。
平和(ピンフ)の符
- 平和ツモ = 20符固定。ツモの+2符を付けません(付けると平和の定義が崩れるため)。
- 平和ロン = 30符。20符(基本)+10符(門前ロン)で、ほかに符が付かない形。
七対子(チートイツ)=25符固定
七対子は符の足し算をせず、一律25符。切り上げもしません。
喰い平和形(鳴き+符ゼロ)=30符として計算
鳴いていて、かつ符の付く要素が一切なく合計が20符になってしまう形は、慣例として30符で計算します(20符の鳴き手は認めない)。
4. 符が出たら、点数を計算する
符が決まったら、点数は次の式で出ます。
この「基本点」に、親か子か・ロンかツモかで倍率を掛けます。
| 和了り | 支払い |
|---|---|
| 子のロン | 基本点 × 4 |
| 子のツモ | 親=基本点×2、子=基本点×1 ずつ |
| 親のロン | 基本点 × 6 |
| 親のツモ | 子=基本点×2 ずつ |
※実際の支払いは100点単位に切り上げます。
例題1:子・リーチ+ツモ+平和=3翻20符
- 符=平和ツモなので20符、翻=3翻
- 基本点 = 20 × 2^(2+3) = 20 × 32 = 640
- 子ツモ:親が 640×2=1280→1300点、子が 640×1=640→700点
- 合計 2700点(よく聞く「700・1300」の形)
例題2:子・リーチ+ロン=2翻40符
- 符=40符、翻=2翻
- 基本点 = 40 × 2^(2+2) = 40 × 16 = 640
- 子ロン:640×4 = 2560 → 2600点
よく使う点数早見表(子・ロン)
| 符\翻 | 1翻 | 2翻 | 3翻 | 4翻 |
|---|---|---|---|---|
| 30符 | 1000 | 2000 | 3900 | 7700 |
| 40符 | 1300 | 2600 | 5200 | 8000(満貫) |
| 50符 | 1600 | 3200 | 6400 | 8000(満貫) |
5翻以上、または「3翻70符・4翻40符以上」は満貫(子8000/親12000)として扱われます(切り上げ満貫ルール採用時)。
「毎回これを数えるのは無理」と思った人へ
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よくある質問(FAQ)
Q. 符と翻、どちらを先に覚えるべき?
A. 翻(役)を先に覚え、和了れるようになってから符を学ぶのが効率的です。点数を正確に出すには最終的に両方必要ですが、まずは和了れることが先決です。
Q. 平和ツモはなぜ20符なの?
A. 平和は符の付かない形を条件にした役のため、ツモの+2符を付けると条件が崩れます。慣例として20符固定で計算します。
Q. シャンポン待ちで和了った刻子の符はどう数える?
A. 待ちとしては0符ですが、その刻子自体には刻子の符(中張なら明刻2符・暗刻4符など)が付きます。ロンで和了った刻子は明刻扱いになる点に注意してください。
Q. 符計算を間違えると点数はどれくらいズレる?
A. たとえば30符と40符では、同じ翻数でも点数が1.3倍ほど変わることがあります。符1段階のミスが精算額に直結するため、自信がなければ計算アプリの利用が安全です。